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他者の承認 16.Feb.2024

私が行為するが故に私がある。
デカルトの有名なテーゼ「我考えるゆえに我あり」を西田が言い換えたら、「我行動するがゆえに我あり」となった。
デカルトは、自分自身の存在を証明しようと考えて、思考することに突き当たった。
自分の存在を疑っても、その疑っていること自体で、自分自身がいることになってしまうと。
西田は、たぶん、自分自身を証明するためには、他者の承認が必要だと考えたのではないか。
だから、行動という目に見える、それも他人にわかる行為が必要だったのではないか。
思考するだけなら、他人には一切働き掛けられない。
だから、西田は、他者に影響を与える行為を思考よりも重要に考えた。
逆に、デカルトの生きていた時代は、他者が必要なかった。
人間の他者は、絶対神しかいないからです。
神はなんでも知っている。
思っているだけで、十分だったのです。
現代は、神がいない時代です。
だから、他者が必要なのです。
その他者の承認は行為を通してしか獲得できない。
他者が承認してこその自分です。
どういう行為を取るか、状況を私たちは、客観的に理解して決断することです。
そうしなければ、他者は、この自分を理解してはくれないのです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産