本当の人間の価値は全てがうまくいって満足している時ではなく、試練に立ち向かい、困難と闘っている時にわかる。
生物には、生物なりの価値が必ずある。
だから、この世に存在しているのです。
この価値が、人間にはっきりわかる時がある。
それは、自分が途方に暮れて、立ち往生し、苦しい状況で、この先のことが全くわからない時です。
この時、人は、何かに気づく。
「こんなところに、こんなものがあったのか!」 と。
「こんな小さな生き物も、頑張って生きているのか!」 と。
自分だけが、苦しいわけじゃない!と理解した時に、自分以外の生き物の価値を実感できるのです。
普段、見えない価値は、非常時に浮かび上がってくるものです。
これは人間の価値も同じで、普段、何もない時に、つまり自分に余裕がある時に、本当の価値は自分にも他人にはあまりよく見えない。
しかし、自分が非常時に陥った時、その非常時への必死の対応で、普段は感じない価値が、自分自身にも他人にも理解できるようになる。
それが、本当のその人の価値です。
生きて行くことは、一筋縄の時間ではない。
その一筋縄の時間ではない中で、生きて行くということこそ、価値なのだが、それは、普段は見ないのです。
そのことを忘れてはならない。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産