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人生の終焉 30.Nov.2022

人生にはただ三つの事件しかない。
生まれること、生きること、死ぬことである。
生まれるときは気がつかない。
死ぬときは苦しむ。
そして生きているときは忘れている。
私たちの人生は自分では予期せぬ形で始まる。
なにせ、自意識がない状態で生まれ落ちるからです。
そして、何も意識しないで生きることがスタートし、ある一定の時期まで、自分自身を振り返ることはない。
しかし、15年も生きていれば、違和感が生まれ、自意識が働き、私たちは自分の人生を疑い始める。
これが、第2の人生の始まりです。
ここからは自意識とともに生きていくことになる。
私たちはこの第2の人生が始まってから、苦悩が生まれる。
例えば、人間関係に苦しみ、自分の思い通りにはいかなくなり、そして、他人との心理的軋轢に辟易し、それでも、自分が背負った責任を全うしようともがく。
この第2の人生が始まって五、六十年たつ頃、やっとそういう苦悩から解放されることになる。
それが、自分の人生に対する諦観からなのか、どうかはわからないが、若い頃よりは、悩む度合いが少なくなって、私たちは人生の終焉を迎える。
しかし、その終焉に際して、最後の苦悩が待っているのです。
それが、死という未経験の事態に対する不安です。
この不安にどう対処するかは、それまでの生き方が決定する。
人生の終焉をどう迎えるかは、私たち一人ひとりの自分自身との向き合い方による。
ただ、全員が必ず死ぬことだけは間違いないのだが。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産