理想のために殺さなければならなくなったら、理想は死ぬ。
この事は、こう言い換えても同じです。
「平和のために殺さなければならなくなったら、平和は死ぬ」と。
私たちの人生は、二律背反の連続です。
これをやったらあれが出来なくなり、これもあれもしたいが、その二つは、同時に出来ないし、してしまうと上手くいかなくなる。
そういう二つのことに挟まれて生きている。
理想を追求するが、現実にぶつかって、理想とは違う方法で、理想を実現しなければならなくなる時がある。
そんな時に、どうしたらよいのか。
少なくとも理想と矛盾する方法だけは、拒否して前に進めるようにするしかない。
これは、平和の追求でも同じことです。
平和を実現したければ、平和的な手段以外にはないのです。
そう決めて、平和の追求をするしかない。
戦争状態を招くような事態にならないように、文化的交流、経済的交流、資源的交流をするしかないのです。
覚えておこう、二律背反状態になったら、妥協する地点は、当初求めていた物の側に必ず設定しなければならないということを。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産