およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならないと思います。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを、よく心得ておかねばならない。
私たちは、都合の良いところがあるから、他人を物わかりの良い人間だと思ってしまう。
しかし、他人も自分と同じ人間だから、決して物わかりなど良くはない。
自分の思い通りになるような人間は、そうそういるものではない。
他人も自分も論理的な動物である以上に、感情的な動物なのです。
それも、自惚れの強い、我儘な動物なのです。
だからこそ、他人の感情に配慮して、物事を考えることです。
もし他人と何かをしようとするならば、他人の感情を徹底的に推し量って、他人のへそを曲げないこと以上に、他人が喜ぶような対応を心がけることです。
そうすれば、物事は必ずうまくいく。
つまり、自分が他人を最初に尊重するところから、何事も考えることなのです。 ☆(Koga)